北摂のかけこみ寺&寺子屋をめざして

橋本鍼灸整骨院

大阪府高槻市芥川町2-24-5ジョイライフマンション1F
JR高槻駅から徒歩5分

 

月 火 水 木 金 土 日祝

11時〜21時

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9時〜15時 ー ー    ー   ー ー ○   ー

交通事故について

交通事故後は早めの受診が大切です

① 交通事故としての取り扱い(自賠責保険)

医師の診断書が必要:交通事故でケガをした場合、自賠責保険を使って治療費を請求するには、医師の診断書が必要です。受診までの期間が重要:事故から長期間受診していないと「事故との因果関係」が否定されやすくなります。目安としては 事故当日〜数日以内(遅くとも1週間程度) の受診が望ましいです。2週間以上空くと、保険会社から「事故と症状の関係は不明」と言われるケースが多いです

② 法的な因果関係(裁判や紛争での判断)

法的には「医学的に事故と症状が相当因果関係を持つかどうか」が判断基準です。
裁判例では、受診までの空白期間が長いほど因果関係を否定されやすいです。

例:事故から3週間後に初診 → 「事故以外の原因の可能性がある」とされることがある。
逆に事故直後から一貫して症状を訴えている → 因果関係が認められやすい。

③ 実務上のポイント

必ず 整形外科などの医師の診察 を受けること。
鍼灸や整骨院の施術は、医師の診断後に自賠責の取り扱いが可能になります。「事故当日は平気だったが翌日以降に痛みが出てきた」というケースも多いので、できるだけ早く受診させることが重要です。

交通事故に遭われた方へ

今後の賠償を請求する相手を特定する 

事故の原因が加害者にある場合に事故直後は加害者も自分の過失を認めますが、時間が経過すると認めないケースがあります大体の方が相手から先に謝られるとついつい許してしまうのがありますが必ず下記の①~⑤は行って下さい(※録音をするまたは写真に撮るなどの対応もおすすめします)

①運転免許証を確認し、加害者(運転者)の氏名、住所、電話番号をメモする

②名刺などから勤務先の名称、連絡先を確認する

③加害車両のナンバー(車両番号)を確認する

④自賠責保険証および任意保険証などを見せてもらい保険会社の名称及び証明書番号を確認する

⑤自動車の所有者や管理者が加害者とは異なる場合には、その氏名、連絡先、運転の目的などを確認する。​車体に会社名などが​かれている場合には、これをメモをする。

事故現場の状況を確認する

被害者になった場合でも動ける状態でしたら
加害者の方と同様にすぐに車を停めて現場を確認する

・死傷者がいるのか
・破損した車両の状況
・道路における危険など出来る範囲で事故現場の状況
このような状況証拠をしっかりと残しておくことで後日に行われる損害賠償などの交渉で不利にならないようしておく事が大事になります
また目撃者がいれば目撃者の方に証言をお願いしてメモをする、住所・氏名を聞いて後日証人になってもらえるように頼んでおきましょう

警察に報告する

加害者が重傷で警察へ報告できない場合がありますので、被害者が事故の内容などを警察に報告しないと、保険金請求手続きに必要な交通事故証明書が発行されません。警察の捜査が行われませんから、事故状況につき争いが生じた場合の客観的な証拠もないことになりますので、必ず警察へ報告して下さい

必ず医師の診断を受けましょう

事故現場では軽い怪我だと思っていても、数日後に身体に異常が現れ病院で診てもらった結果、重傷だったということがありますので、素人判断で診療を受けないのではなく、少しでも体に異常があるなら、必ず病院で診てもらいましょう。特に頭を強く打った場合などには後で重い障害が出ることもあるので、脳外科の専門医の診断を受けるべきです。
 
患者本人と家族の安心のためにもできるだけ積極的に意思表示をしていくという姿勢は大切で総合病院や救急搬送されたときに全身をくまなく検査してくれると思うかもしれませんが、現実はそうでもなく外見から一目見て分かる外傷や症状については検査後即治療になりますが、一目見ても分からない症状は患者または家族が伝えない限り、他の部位までじっくり検査をしてくれることは少ないと思った方がよいです。
 
患者本人に意識があればその時一番痛いところだけを訴えがちになりますので、家族の方はその他に辛いところはないか、事故前と変わったところはないかを漏らさず聞いてメモに取っておいて異常があれば再度病院を受診してください。遠方の病院で診断を受けて再度受診するのに困難な場合は、提携の整形外科がありますので、当院にご相談ください。
 
患者本人に意識不明の場合、家族から主治医に「全ての検査を具体的にして欲しい」ということを伝えて、CTやMRIなどで検査してもらうようにしてください
病院での検査結果は客観的な証拠として残すことができますので、後日損害賠償請求の際にも重要な証拠として示すことができるのです。
 
当院に先に来院して頂いてもかまいません。その際は応急処置をしてから紹介できる整形外科をお伝えしますので、医師の診断は必ず受けてください

当院の通院について

当院でも交通事故治療はできます
病院で診断を受けたドクターに通院の許可を取っていただき、ドクターの指示に従って負傷した場所を治療していきます。
<怪我から1か月~3か月>
この時期は急速に回復する時期ですが、無理は禁物です。当院で治療を続けていただき、定期的に病院に経過を診てもらうために通院して頂きます
この間に治れば最もいい事です”!
 
<怪我から6か月>
怪我をしてから6か月が近づいた時点で、まだ痛みが残っていた場合は、後遺障害の申請を検討します。
保険会社からも治療を打ち切って後遺障害の申請をしてみては?という打診があります。治療を続けていると、治療開始から3か月とか4か月ぐらいで保険会社から治療費打ち切りを言われることがあります。まだ痛みがあるから通院を続けているのに、「今月で治療費の支払いをやめますので、治療を打ち切って下さい」と保険会社から告げられ混乱してしまいます。
 
保険会社はその診療報酬明細書や診断書を保険会社の顧問医にみてもらったりしながら、治療が相当かどうかなどを検討し、その結果、既に治癒あるいは症状固定していると判断した時に、治療費の打ち切りを通告してきますが、これは保険会社が独自に(勝手に)判断しているだけのことであり、本当に治癒あるいは症状固定の判断は、医師と相談しながら被害者本人が行うことです。
 
従って保険会社から治療費打ち切りの通告が来たときは、被害者としては医師とよく相談して、症状は改善しているなど治療効果が上がっている場合には、医師から保険会社に治療の必要性を良く説明してもらいましょう
 
それでも保険会社は強引に治療費を打ち切ることがありますので、その場合は被害者としては、症状固定にするか、保険会社を無視して治療を続けることになります。
 
ただし保険会社からの治療費の支払いが無くなりますので、それ以降は被害者が治療費を立て替えて払っておかなければなりません。
ですので、当院では出来るだけ早期回復できるように施術しています。重症な症状以外は度合いにもよりますがほとんどの方が大体6か月以内に症状が軽減して日常生活に支障がないレベルになります

治療中の注意点

①まずは治療費の支払方法を確認してください。通常は、加害者が入っている自動車保険(任意保険)に連絡し、その任意保険会社から被害者に連絡が来ます。病院の治療費なども直接任意保険会社から医療機関に支払われるように、手配されますので治療費は基本0円になります。損保会社から当院に施術証明書などの書類が届くまでは、窓口負担が発生します 仮払金として毎回5,000円のお支払いとなります 書類が届き次第、返金いたします。

 

②もし加害者が任意保険に入っていない場合

・被害者が治療費を自分で立て替え、あとで加害者の自賠責保険や加害者本人に請求する形になります。「被害者請求」という方法になります

被害者請求の資料についてはこちらから

・被害者が自分の自動車保険(人身傷害保険)に連絡してそちらから医療機関に支払われるように手配する方法になります

※損害保険料率算出機構が2025年4月に公表した「2024年度 自動車保険の概況」では、自動車共済を含む自動車任意保険の加入率は88.7%と、約9割の人が任意保険に加入していますが、1割の人は加入していません。

交通事故後で多いケガ

①むち打ち症(頸椎捻挫・外傷性頸部症候群)  
追突事故で最も多く、頭痛・めまい・吐き気・手のしびれなど自律神経症状も出やすい

②腰部捻挫・腰痛
衝撃でシートに押し付けられたり、ベルトで固定されることで腰椎に負担がかかり痛める事が多く慢性化しやすい

③打撲(特に胸部・下肢)
シートベルトやエアバッグで胸部打撲
ダッシュボードに膝をぶつけて膝関節打撲

④骨折
鎖骨骨折(シートベルト・ハンドルで多い)
肋骨骨折(エアバッグ・シートベルト)
手首や前腕の骨折(転倒・衝撃を支えた際)

⑤関節損傷(靱帯・半月板など)
膝前十字靱帯損傷や半月板損傷、足関節捻挫

⑥頭部外傷(脳震盪・外傷性脳損傷)
軽度でも頭痛・めまい・集中力低下が続く場合があります

むち打ちで多いが、整形外科的には画像に出にくいので軽視されやすい。初期対応を誤ると慢性化しやすい(頭痛・めまい・倦怠感が長引く)。骨折や内臓損傷は見逃すと危険なので、必ず病院での診察→診断書を取得が必須です

むち打ち症(頸椎捻挫)について

① このような症状が出てきやすい

・首や肩が重だるい、動かすと痛い
・頭痛やめまい、吐き気が出る
・手のしびれや力が入りにくい
・倦怠感や集中力低下
・天候が悪い日に症状が強まる

自動車事故(特に追突事故)などで首に急激な衝撃が加わり、首の筋肉・靱帯・神経・自律神経 にダメージが起きた状態でレントゲンやMRIで異常が出ないことが多いため、周囲から理解されにくい事が多い

②交通事故によるむち打ち症(頸椎捻挫)の種類

頸椎捻挫型:首の筋肉や靱帯の損傷(最も多い)
神経根症状型:手のしびれ・放散痛が出る
バレー・リュー型:自律神経症状(めまい・耳鳴り・吐き気)
脊髄症状型:歩行障害や排尿障害など(まれだが重症)

放置しておくと慢性的な首・肩の痛みや頭痛が続き、自律神経の乱れによるめまい・不眠・倦怠感が悪化することがあります

治療法

急性期は患部の痛みや炎症を抑える目的で施術していきます。むち打ち症には色々なタイプがありますのでそれぞれのタイプに合わせて治療をしていきます

腰痛(腰部捻挫)について

① このような症状が出てきやすい

腰が重い・痛い
・長時間同じ姿勢がつらい
・立ち上がりや動き始めで痛む
・お尻や足にしびれ・だるさがある
・事故後から腰痛がなかなか治らない

腰の筋肉・靱帯・椎間板・神経などに負担がかかり、痛みやこわばりが出ている状態で、交通事故では、シートベルトや衝撃による急な負荷が原因となることが多い

②交通事故による腰痛(腰椎捻挫)の種類

筋・筋膜性腰痛  :筋肉の損傷や血流障害(事故後の腰痛で多い)
椎間板由来    :椎間板にストレスがかかり、坐骨神経痛を伴うことも
椎間関節性腰痛  :腰を反らすと強く痛むタイプ
仙腸関節性腰痛  :骨盤周囲に出る痛み
神経症状を伴う腰痛:足のしびれ・痛みを伴う場合(坐骨神経痛など)

放置しておくと痛みが慢性化し、日常生活に支障が出て神経の圧迫が進み、足のしびれや筋力低下につながります。姿勢や動作のクセがつき、再発しやすくなる傾向があります

治療法

急性期は患部の痛みや炎症を抑える目的で施術していきます。

事故直後は痛みが軽くても、数日〜数週間後に悪化することがあり、画像に異常がなくても症状が強いことが多く慢性化すると回復に時間がかかる場合がありますので体幹トレーニングや姿勢などの指導もしていきます

打撲について

① 交通事故で多い打撲部位(足・膝・股関節・肩・肘・手首)

打撲とは、外力によって筋肉や皮下組織、関節まわりが損傷し、腫れ・内出血・強い痛み が起きた状態です。骨折や靱帯損傷を伴う場合もあるため、軽く考えるのは危険です

②各部位の特徴

<足の打撲>
ダッシュボードや車体にぶつけて受傷しやすい
内出血・腫れ・歩行時痛が出やすい
骨折や靱帯損傷を見逃さないことが大切

<膝の打撲>
ダッシュボードにぶつけることで起こりやすい
膝蓋骨(お皿の骨)の骨折や半月板損傷を伴うこともある
曲げ伸ばしで強い痛みが出る場合は要精査

<股関節の打撲>
シートベルトや衝撃で骨盤ごと押し付けられて起こる
動かすと鼠径部(足の付け根)が痛む
高齢者では大腿骨頸部骨折が隠れている可能性がある

<肩の打撲>
シートベルトやエアバッグの衝撃で多い
腫れや挙上制限(肩を上げられない)を伴う場合、鎖骨骨折や肩鎖関節脱臼の可能性ある

<肘の打撲>
ドアや車内にぶつけやすい
強い腫れや動きの制限がある場合、関節内骨折や靱帯損傷の可能性
神経が近いため、しびれを伴うこともある

<手首の打撲>
転倒や衝撃を支えようとして受傷しやすい
骨折(橈骨遠位端骨折、舟状骨骨折)を見逃しやすい部位腫れや握力低下があれば精密検査が必要になります

治療法

打撲の場合によくあるのが、内出血が固まりしこり(硬結)になりやすい。可動域が制限され、関節の動きが悪くなる。骨折や靱帯損傷を見逃すと慢性障害につながりやすい

急性期(受傷直後)はとにかく安静・冷却で腫れや炎症を抑える
亜急性~は血流改善や硬結改善を目的に施術をしていき、可動域改善を予防していきます

骨折について

① 交通事故で多い 骨折(鎖骨・肋骨・手首・前腕)

打撲とは、外力によって筋肉や皮下組織、関節まわりが損傷し、腫れ・内出血・強い痛み が起きた状態です。骨折や靱帯損傷を伴う場合もあるため、軽く考えるのは危険です

②各部位の特徴

鎖骨骨折

原因:シートベルトやハンドルの衝撃で発生しやすい。

症状:肩の腫れ・変形・激しい痛み、腕を上げられない。

注意点:骨がずれて神経や血管を圧迫することもあるため、早期診断が必須

肋骨骨折

原因:エアバッグやシートベルトで胸部を圧迫されたとき。

症状:深呼吸や咳で胸が強く痛む、胸郭の圧痛。

注意点:単純な骨折でも肺挫傷や気胸を合併することがあり、放置は危険

手首や前腕の骨折

原因:転倒時に手をついたり、衝撃を支えた際。

代表例:橈骨遠位端骨折、舟状骨骨折、尺骨骨折など。

症状:腫れ・変形・動かせない・握力低下。

注意点:舟状骨骨折はレントゲンで見逃されやすく、放置すると偽関節(骨がつかない状態)になることがある

③治療法

急性期:固定(ギプス・装具)+安静
必要時:プレート・ピンによる手術
回復期:鍼灸やリハビリで血流改善・拘縮予防・筋力回復

※当院では回復期の段階から医師の指示のもとに施術をしていきます。適切な時期に適切な施術しなければ骨の変形や関節の可動域制限、神経・血管障害の悪化、治癒遅延や偽関節による慢性痛が生じます

関節損傷について

関節に強い外力が加わることで、靱帯・半月板・軟骨・関節包 などが損傷した状態です。交通事故では衝撃やねじれによって、膝や足首の損傷が特に多くみられます

①各部位の特徴

膝前十字靱帯損傷(ACL損傷)>

原因:膝に強いねじれや過伸展(伸びすぎ)が加わる

症状:膝の腫れ、グラつき感、「抜けるような感覚」

注意点:自然治癒は難しく、放置すると半月板や軟骨の損傷が進み、将来的に変形性膝関節症へ

半月板損傷

原因:膝のひねりや衝撃。ACL損傷と併発しやすい。

症状:膝の痛み、ひっかかり感、「ロッキング(膝が動かなくなる)」現象が生じる

注意点:放置すると膝関節の摩耗が進み、慢性的な膝痛の原因なりやすい

足関節捻挫(靱帯損傷)>

原因:事故時の踏ん張りや衝撃で足首が内側・外側にひねられる

症状:腫れ・内出血・強い痛み、歩行困難にもなりやすい

注意点:単なる捻挫と思っていても、靱帯断裂や剥離骨折を伴うことが多い

②治療法

急性期:安静・冷却・固定(RICE処置)

中期:関節の安定性を保ちながら、血流改善と炎症の回復促進

回復期:リハビリ・筋力強化で再発予防

重度損傷:前十字靱帯再建術など外科的治療が必要になることもあります

※当院では医師の指示のもとに施術をしていきます。適切な時期に適切な施術しなければ関節の不安定性 → 動作に支障になりやすい。半月板や軟骨の摩耗 により→ 変形性関節症へ進行。スポーツや日常動作に長期的な障害が残る

よくある質問(交通事故)

いつから通院した方がいいですか?

担当医と損保会社の整骨院での施術同意が得られればご来院ください。
交通事故の流れにあるように、同意が必要ですので、医科での初診の際や損保会社の最初の連絡の際に確認しておくとスムーズだと思います 痛みや皮下出血、腫れがあると少しでも早い施術が必要だと思います。

診断書以外のところが痛くなってきました どうしたらいいですか?

病院の担当医に診てもらってください
交通事故の場合は、後から症状が出てくる場合があります。交通事故によるものなのかどうかは、担当医が診断されます。診断名がつきましたら、症状に沿った施術が可能になります。

交通事故後にあった時は弁護士に相談した方がいいですか?

今後の損保会社とのやり取りに不安がある方は相談しても良いと思います。
交通事故に遭うと色々と不安になる事や、煩わしい事、納得できない事などが出てくる場合があります。早い段階で交通事故専門の弁護士に相談されても良いと思います。少しでも不安なく治療に専念できると思います 当院では、提携している弁護士事務所が数社ありますので紹介しています