北摂のかけこみ寺&寺子屋をめざして

橋本鍼灸整骨院

大阪府高槻市芥川町2-24-5ジョイライフマンション1F
JR高槻駅から徒歩5分

 

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11時〜21時

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9時〜15時 ー ー    ー   ー ー ○   ー

頭痛について

日本では緊張性頭痛の1年有病率は21%と言われており、1次性頭痛の中で1番多いのが緊張性頭痛といわれます。緊張性頭痛は加齢とともに低下しますが、片頭痛のような著しい低下はないと言われていて50歳以降に初発することもあり、高齢者でも有病率は高いと言われる

<緊張性頭痛について>

国際頭痛分類の緊張性頭痛の診断基準は下記のようになっています

A  頭痛は30分~7日間持続する

B  頭痛は以下の特徴を2項目を有する
①両側性
②性状は圧迫感または締め付け感
③強さは軽度から中等度
④歩行や階段の昇降のような日常では増悪しない

C  以下の両方を満たす
①悪心や嘔吐はない(食欲不振を伴うことはある)
②光過敏や音過敏があってもどちらか一方のみ

緊張性頭痛は4つのタイプがあると言われて
・稀発反復性頭痛 1か月に1日程度
・頻発反復性頭痛 1か月に1日以上15日未満
・慢性緊張型頭痛 1か月に15日以上
・緊張型頭痛の診断を満たさず片頭痛でないもの

緊張性頭痛は大後頭神経の知覚過敏で痛みを感じている方が多い傾向があります

<片頭痛について>

片頭痛の有病率は8.4%と言われており、片頭痛には2つのタイプがあると言われています
・前兆のあるタイプ(2.6%)
・前兆のないタイプ(5.6%)
20~40代の女性に特に多く母親が片頭痛の場合はかなり高い確率で遺伝することも言われ性別や年代別でいうと30代女性では有病率約20%、40代女性では有病率約18%ですが60代になると片頭痛はほとんど起こらないことも言われており60代からの頭痛は緊張性頭痛だとも言われています。肥満は片頭痛において誘発因子で反復発作から慢性への進展が言われておりそれ以外にも運動不足や喫煙も誘発因子と言われている。近年は就学生(小学生、中学生、高校生)の頭痛も増加しているとも言われており就学生の特徴は頭痛よりも嘔吐、腹痛のほうが症状として強い場合があります

嘔吐、腹痛>頭痛 この場合は小児周期性症候群といわれます

2002年に日本神経学会が頭痛治療のガイドラインを出しています。この予防ガイドラインは予防療法の適応は次のように考えられています片頭痛発作が月に2回以上あるいは6回以上ある患者さんは予防療法を検討してみることがすすめられます

<予防療法で使用する薬剤>
・抗てんかん剤
・抗うつ剤
・β遮断剤
・Ca拮抗剤
・ACE阻害剤 

この薬剤を使用する際には一定の条件があります
・片頭痛の頻度が高く急性期治療だけでは十分治療ができない
・急性期治療が禁忌や副作用のために使用できない
・頓挫薬が無効の場合
・急性期治療薬の乱用が見られる場合

片頭痛予防療法の目的は発作の頻度、重症度、頭痛持続時間の軽減で予防療法の効果判定には2ヶ月を必要とし有害でなければ3~6ヶ月継続して痛みのコントロールをしていきそれから徐々に減らしていきます。

<片頭痛の方に現れる特徴的な前兆>
片頭痛の方で目がチカチカして徐々に視界がぼやける事があり、閃輝暗点という兆候が現れます。わかりやすい動画ですので参考にしてください

<片頭痛の方が避けた方が良い食べ物>

①チョコレート、チーズ、ナッツ類に含まれるチラミンが交感神経を高め、心拍と血圧を上昇させるため痛みの引き金になることがあり柑橘類にもチラミンが入っていますのでご注意ください

グルテンは片頭痛持ちの方で摂りすぎると片頭痛を引き起こす引き金になることもあります。粉チーズとパスタの組み合わせは控えてください

③コーヒーも一日の始まりに飲んで交感神経が活性して目覚めをよくしてくれることもありますが、片頭痛の方は朝から痛みで目が覚めることがあり痛みが出ている時に飲むと悪化することがあります

④誘発因子でアルコールの中でも有名なのが赤ワインで多く含有しているポリフェノールが片頭痛持ち方で痛みの引き金になることがあります

チョコ・ナッツ

小麦・チーズ

コーヒー

赤ワイン

頭痛を長期間患っていると自律神経の乱れが出じ下の図の症状が出やすくなっていきます。

自律神経の乱れ

これらが長期間続くと自律神経失調症になると言われています。心療内科では薬物療法とカウンセリング・生活指導が主な治療方針になります。投薬は睡眠薬や抗不安薬、抗うつ薬になります

当院では2つのメニューで頭痛に対応しております

緊張性頭痛は分かりやすくいうと肩こり、首筋の張り、背中の張り、姿勢の影響が多いため整体のメニュー(猫背・巻き肩・反り腰)で対応していきます。

片頭痛は胃腸の調子と自律神経の乱れが影響していることが多いため鍼灸のメニュー(自律神経調整)で対応していきます

各図をクリックして詳細をご確認ください